旅行の最中に治療中の虫歯が痛い!? 〇〇と歯の意外な関係とは?

飛行機と歯痛の関連性についての説明のイメージの飛行機虫歯治療

「えっ!?なんで!?今まで痛くなかったのに旅行中に歯が痛くなってきたよ‥どうしよう!!」

楽しみにしていた旅行の最中にこんなことになってしまったらとてもショックですよね。

しかし、実は治療をしている歯があったら、そのようなことが起こってしまう場合も無きにしもあらずなのです。

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実は飛行機と治療中の歯は相性が悪い!? 仮蓋をしている歯は気圧に弱いのです。

歯科治療、特に虫歯の治療を行っているときは、歯の穴の開いたところに仮蓋を付けて日常生活を送ることがあります。仮蓋の状態の歯にはいくつか種類があるのですが、その中の一つに、根っこの治療(根管治療といいます)をしている最中の歯に仮蓋がつけられている状態のものがあります。

根っこの治療をしている歯というのはさまざまな状態になっています。大体の歯の根っこの先のほうは炎症が起きているのですが、まさに膿、出血がたくさん出て炎症真っ盛りのものもあれば、もうほとんど健康な根っこの先に近い状態のものまで、バリエーションがあります。

この中の、根っこの先がまだ膿んでいたり、出血がしている状態の歯が、飛行機や登山などの気圧が高い状態と相性が悪いんです。

気圧が高くなると、仮蓋で封鎖されているため空気が逃げられず、中がぎゅうぎゅうと膿、出血などで歯の中が圧迫されてしまいます。そうすると痛みが出るのです!

 

お薬での応急処置

歯の痛みは痛み止めのお薬いわゆる解熱鎮痛剤(NSAIDs)がよく効きます。この薬はプロスタグランジンという痛みや発熱の元を抑える働きをするのです。服用してから30分ほどたって効果が出てきます。また、人によっては胃が荒れますので少し何かを食べてから服用するほうがいいでしょう。

歯科医院では、ロキソニンという名前の解熱鎮痛剤がよく使用されています。妊婦さんや授乳中の方は胎児や赤ちゃんへの影響を考慮してカロナールという別の解熱鎮痛剤を処方しています。

ロキソニンは、以前は病院で処方される薬でしたが、最近は一般のお店でも購入できるようになりました。あらかじめ持っていると安心ですね。

ロキソニンS 第一三共ヘルスケアロキソニンS

旅行に行く前の治療の際は、旅行直前の診察時に旅行に行くことを告げたら安心です

「旅行と歯医者さんは関係ないよ‥。」と思うかもしれませんが、このように関係がある場合もあるので、もし気になるようであれば旅行に行く前の治療の時に旅行に行く旨を歯医者さんに伝え、今自分の歯がどのようになっているのか、痛くなったときはどうすればいいのか聞いてみるほうがいいかもしれませんね。

 

不安な要素はできるだけ取り除いて、旅行楽しんできてくださいね~!