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親知らずを抜いた後、ものすごく痛い‥!!何が起こったんだろう!?

それは「ドライソケット」かもしれません
親知らずの抜歯、お疲れさまでした!
抜歯の後、大体のケースではしばらく痛みがあるものの徐々に痛みが薄れてくる、という経過をたどるのですが、時として抜歯直後、もしくはしばらくたってから激痛が表れてくることがあります。
このような症状を呈するものに、ドライソケットと言われるものがあります。
このようになったらそれに対応した処置を受ける必要があります。このドライソケットの状態や治療法、治療に要する期間や予防法についてわかりやすく解説していきますね!
ドライソケットとはどういう状態?
ドライソケットとは、抜歯をした後に空いた穴のふさがりが悪く、顎の骨がむき出しになっている状態のことを言います。
通常の抜歯の後、歯ぐきにあいた穴は、すぐにそこに血がたまってプルプルのかたまり(血餅といいます)になり、歯が抜けた後の骨も含めてカバーされていくことによって治っていきます。
しかし、場合によっては傷口がうまく血の塊でカバーがされず、歯の抜けた後の骨がむき出しになってしまったままの状態になってしまう事があります。これがドライソケットです。

ドライソケットは抜歯後の穴のふさがりが悪く、あごの骨がむき出しになった状態のことをいいます。
ドライソケットはそのままだったら痛みはありません。
しかし、多くの場合、その骨に細菌が感染し、そのことによってズキズキといつでも痛い、といった激痛が生じます。

ドライソケットの痛みは細菌が原因です。骨に細菌が感染して激痛が生じます。
ドライソケットはどういう時になりやすいの?
ドライソケットは血のかたまりが骨を覆えなかったときに生じます。
どういう時にそうなりやすいかというと、
一つは抜歯する時に出血が少なかった場合です。
例えば骨が緻密で硬いタイプの人の場合、抜歯の後出血してもすぐ止まってしまい、骨を覆うほど出血しなかったためにドライソケットになるということがあります。
もう一つの場合として、血のかたまりが正常に骨を覆っていても、うがいなどで血のかたまりがとれてしまうことによって骨がむき出しになってしまうということがあります。
ドライソケットの治療法は?
ドライソケットになったら、感染しておらず痛くない場合でも、気を付けなければすぐ骨に感染してしまう恐れがあります。
ですので、一週間に一回以上と通常より高い頻度で抜歯した部位を洗浄し、消毒を行います。
消毒は肉芽が骨の表面を覆うまで、おおよそ一か月くらい続けます。
そのくらいの期間は繰り返して行います。
感染して痛みが出ている場合は、それに加えて、骨の見えているところに抗生剤入りの軟膏を入れます。
穴が大きい場合は軟膏を塗ったガーゼを入れることもあります。
それと同時に、飲み薬で抗生物質と鎮痛剤も服用しながらドライソケットが治るのを待ちます。

こまめな洗浄、消毒(週1回以上)と抗生物質の抜歯の穴に塗る、という治療を1ヶ月ほど行うのがドライソケットの治療となります。
どのくらいの治療期間がかかるの?
ドライソケットが治るまで治療期間は、個人差のあるところなのですが、
ズキズキといつでも痛い感じは抗生物質を飲み始めてから一週間ほどで収まっていくことが多いです。

痛みが治まっても骨の見えている傷口が覆われるまで、傷口をきれいにしておく必要があるので、おおよそ1ヶ月は治療が必要です(あくまで最短の場合です)
予防することはできるの?

抜歯した後の血のかたまりがとれてしまう事が一番のドライソケットになってしまう原因です。
ですので、個人でできる予防法としては、抜歯後の穴をふさぐ血のかたまり(血餅)をできるだけ保護してあげることが重要になってきます。
具体的には強くうがいをしない、頻繁にうがいをしないなどです。

抜歯の後はお口の中が血の味がして気持ちが悪いとは思いますが、そこはぐっとこらえて必要以上にはうがいをしないようにしましょう!
抜歯の後の痛みの原因がわかってすこしでも不安な気持ちを取るお手伝いができれば幸いです!
☆☆オーラルケアまめ知識☆☆
親知らずなど、奥の方が磨きにくい人はこのようなヘッドの薄い歯ブラシを使うのがおススメです。
例えばこの歯ブラシは無平線構造といって、通常の歯ブラシのヘッドより薄く作られており、ブラシの長さは保ちつつ全体の高さは低くなっています。
奥の方に届きやすく、ブラシのコシは強いので汚れを掻き取れる作りになっています。