子供の歯に食べカスが詰まる!虫歯や歯肉炎予防に効果的な子供用フロスを6種類使い比べてみました。

子供の食後のフロスの有効性を示すイメージ図 小児歯科

「うちの子、離乳食も終わって何でも食べるようになってきたんだけど、前歯のところにすごくお肉とか、食べカスがたまるの…。何とかならない?」

こう思われているお母さんも多いのではないでしょうか?実は私もこの問題に悩まされている親の一人です。今回、食べカス詰まり問題を解決するために市販されているフロスを6種類、評価してみました。ぜひ参考にしていただければと思います。

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コドモの歯は食べかすが詰まりやすい。なんで?

お子さんの歯も生え揃って離乳食もひと段落、ちょっと食に関して落ちついたかな…と思った頃に起きるのが、「歯と歯の間に食べカスが詰まる問題」です。

うちの子供、1歳10ヶ月。

ココ↓に毎日のように肉が詰まります

食べカスの詰まりやすい部位

(子供は写真を撮らせてくれなかったので、模型で図示してみました。)

今までこの問題に関して「フロスも使ってみてくださいね〜」程度の軽い声掛け程度の指導にとどまっていましたが、自分の子供を持ってからはかなり切実な問題だと感じるようになりました。使い慣れていない人に、しかも動く小さいお子さんにしてあげる立場になったらもっと情報欲しいですよね。反省…。

少なくとも、うちの子供は毎日のように肉が詰まります。

食の細いお子さんや食べ物の好みで個人差は大きいかと思いますが、子供の歯は食べ物が詰まりやすいです。なぜならば、子供の顎は成長につれて大きくなっていくので歯と歯の間の隙間が空いてくるからです。

うちの子は今は前歯が詰まりやすいですが、もう少し大きくなったら奥歯と奥歯の間も隙間が空いてきて、そこも食べカスがつまりやすくなります。

食べカスをほおっておくと、虫歯、歯肉炎の原因になります。

食べカスをそのままにしておくと、その部分にプラークという細菌の塊がたまってしまいます。プラークは白くねばっとした物体で、一見すると歯との区別がつかないのですが、本当はこれこそ一番歯に悪い影響を及ぼす張本人で、虫歯の原因になります。虫歯だけではなく、歯ぐきに腫れ、出血などの症状をもたらす歯肉炎もこのプラークが原因です。

 

食べカスがたまりプラークがたまり歯肉炎になり…となってしまうと子供は痛がるので、ますます歯磨きをさせてくれない、、など悪循環に陥ってしまいます。

食べカス、プラークを取るのに有効なのは…フロス

このような食べカスは、歯ブラシではなかなか取り切れません。そこで便利なのがフロス(デンタルフロス)です。デンタルフロスとは、歯と歯の間に通す糸状の器具で、糸のまま販売されているものもあれば、柄が付いていて扱いやすくなっているものもあります。商品名では「糸ようじ」ともいわれていますね。

デンタルフロス(左:糸だけのもの 右:柄付きのもの)

フロスは大人だけのものではなく、子供の歯と歯の間の汚れ、食べカスを取るのにもとても有効です。

もちろん食べカスが詰まっていなくても歯と歯の間はプラークがとてもたまりやすい所なので、もし目に見えて汚れていなくてもフロスを使う習慣がついたらぐっと虫歯、歯周病などの予防の効果、ひいては全身の健康向上(実はプラークが元である歯周病は全身の健康に悪影響を与える、(「Fross or die(フロスか死か)」、という言葉があるくらい)ということが色々分かってきているんです!またいずれ記事にします!)に役立ちますので歯科医師としてはぜひ普段のお手入れに取り入れてほしいアイテムの一つでもあります。

実はフロスも子供用のものがあるんです!

糸状のものを指に巻き付けても子供は待ってくれないし、柄付きのものは口の大きさに合わない‥と思ってらっしゃる方、実は、デンタルフロスは子供用に作られたものもあるんです。

先ほどの写真の中央のタイプのもので子供の口に合わせたサイズになっています。

使い方としては、仕上げみがきの時と同じ姿勢で歯と歯の間に通し、前後に食べカスが取れるまで動かすといった方法です。

は初めはフロスを入れにくいかもしれません。前後に動かしながらちょっとずつ歯ぐきのほうに進めて行くといいです。

本当は歯科医院でももっと販売されていたらいいのですが、まだ取り扱っている医院が少ないのが現状です。また、ホームケア商品は毎日使用してその効果を発揮する、という面もありますので、やはり、簡単に取り寄せられるもののほうが使われる方のことを思うとベターなのでは、と思います。

そのような思いから、今回は通販、とくに使用されている方の多いアマゾンで「子供 フロス」などで検索してヒットしたものを6種類取り寄せてみて、比較検討してみました。

6種類のフロスを徹底検証!

今回、以下の6つを比較しました!以下商品と比較した内容を書いています!

①CIこども用フロス

  1. 一本当たりの値段  12円(480円/40本)
  2. フロスの太さ    太目でしっかりと張りがある
  3. 性状・形状の特徴  全体的に柔らかい素材でできている、細めの柄。アーチあり

歯科医院でも販売されているフロスです。1歳代の低年齢でも使えるように商品設計がされているように思います。フロスは若干太目なので、前歯の食べカスの除去がしやすかったです。柄に若干アーチがあるので奥歯にも届きやすく、快適な使い心地でした。

②プローデント 子ども用フロスちゃん

  1. 一本当たりの値段  16.2円(325円/20本)
  2. フロスの太さ    太目でしっかりと張りがある
  3. 性状・形状の特徴  全体的に柔らかい素材でできている、細めの柄。ストレート         これも歯科医院でも販売されているタイプのもの。おそらく①のCIのフロスと同じ方向性の商品設計です。これも1歳10ヶ月の子供には使いやすかったです。奥歯の使用感もそこまでは変わらない様子。もう少し長い期間使用してみて①との違いを検証してみるつもりです。値段が一本10円と①と比較したらややお高めな点、ケースなどしまう容器がない(ジップロックはついてますが)のが少々ビハインドです。

③小林製薬糸ようじkids

  1. 一本当たりの値段  12.3円(371円/30本)
  2. フロスの太さ    やや細めでするっと通る
  3. 性状・形状の特徴    柄はしっかりした材質 大き目          柄はやや大きく糸は細目なので、①,②と比較したら少し口の中に入りにくく、掻き出し力も弱かったので、何回かする必要がありました。食べカスの取れやすさはやや劣るかな‥。するっとは入るのと保持しやすいので、フロスを入れるが初めての初心者の方にはいいかもしれません。

④フロッシー子ども専用フロス

  1. 一本当たりの値段   9.16円(550円/60本)
  2. フロスの太さ     細目
  3. 性状・形状の特徴   ③より柄の部分は細く、柔らかい。  ①②よりは太く固め。         この商品の特筆すべきはキシリトールが配合されている点と、フロスに味がついている点です。味はバナナ、オレンジ、イチゴ、ブドウ、リンゴ、マンゴーです。どれもしっかりと香味が感じられる程度に味が付いていました。(人工的な感じがするのは否めないです)キシリトール配合で歯を強くする(⇒これに関しては濃度が?なので効果があるかどうかはわかりませんが‥。)味が気に入って嫌がらずにフロスをさせてくれるのが狙いかと思います。そこそこ使用しやすかったですが、①②のほうが除去効果は高かったと思います。

⑤Arキシリトール デンタルフロス キッズ

  1. 一本当たりの値段 5.96円(298円/50本)
  2. フロスの太さ   細目(④と同様)
  3. 性状・形状の特徴 ③より柄の部分は細く、柔らかい。①②よりは太く固め。おそらく④と同じ形状、味の製品なのではと思います。こちらはブドウ味単品です。価格が④より安いので、味付きのものが良くて、ブドウ味が気に入っているのだったらコチラ、いろんな味を試したいのなら④なのかなあ、と

⑥ラニール キッズフロッサー

  1. 一本当たりの値段   14.8円(446円/30本)
  2. フロスの太さ     細目 ゆるみがある
  3. 性状・形状の特徴   保持する部分が太く、子供でも持ちやすそうな形状       おそらくこれは子供でも高めの年齢層、自分ですることを狙いに設計されているのではと思います。海外の商品なので、歯ブラシ以外のセルフケアを小さい頃から行う習慣があるのでしょう。日本も見習いたいところです。

価格に関しては、新品のもの、ロープライスのものでそれゼれ価格に差があるのと送料でまた変わってくるかと思いますので、ご参考程度でお願いします。

6種類を並べてみました

6種類、大きさが分かりやすいように包装されたものを並べて取りました。ちなみに比較で単三電池おいてます。

こども用フロス比較2

①,③、④はケースにしまう使用になっており、②、⑤、⑥は袋にジップロックが付いています。

こども用フロス比較

それぞれ袋から出したところです。①②は性状もやややわらかめなので、不意に動く小さい子供向きかも。④⑤は同じ形ですね。⑥はおそらく子供が自分で使用することを想定していると思います。

うちの子(1歳10ヶ月)のベストチョイスは?

現在1歳10ヶ月という年齢と、使用感からいったらやはりこれでしょうか

①CIこども用フロス

価格も比較的お安めで継続しやすいように思います。ただ、これ↓

②プローデント 子ども用フロスちゃん

 

も使用感はとても良かったので、悩むところです。まだ使用していない本数がありますので、継続して使用した結果もまたいつかの機会にお知らせできたらと思います。

年齢、お子さんの好み、用途に応じて使い分けてみては?

今回は自分の子供に使用するのなら目線で選ばせていただきました。

しかし、今後、大きくなると、例えば好みが出てきたり、自分でできるようになったりと使用シーンが変わってくるかとおもいます。

これを見ている方も自分のお子さんがどのような段階か、親がフロスするのか、親がフロスに慣れているのか、子供が自分でできるように習慣づけていくのかで必要な特徴が変わってくると思います。

今自分がどのようなものが必要なのか考えながら試していくのもいいかもしれませんね。

お子さまの「歯の間に食べカスが詰まる問題」を解決するお手伝いが少しでも出来たら幸いです!