えっ、私の口が臭い原因って親知らずなの…?
そうなんです。実は親知らずも口臭の原因になることがあるんです!
気になるけどなんだか人に聞きづらい自分のお口の臭い…。
実は親知らずもお口の臭い(口臭)の原因になることはご存知でしたか?
今回は親知らずが口臭の原因となる理由について、親知らずの口臭の対策、治療法について詳しく解説していきます!
意外‥親知らずがお口の臭いの原因になることも
親知らずって痛くなるっていうのは聞いたことあるけど、何で臭いの原因になるの?
それは、親知らずの生え方に問題があるんです。
親知らずとは前から8番目、一番奥に生えている歯です。
成人してから生えてくることが多く、人によってはなかったり、あっても歯ぐきの中に埋まっていたり(埋伏歯)、歯ぐきに半分埋まっていたり(半埋伏)、斜めに生えていたりと生え方が他の歯と異なっている場合が多いです。
そのため、色々と存在するだけで例えば痛みが出たりとトラブルになってくる場合があります。
(過去の関連記事紹介 親知らずが痛い 原因は?↓)
実は、色々あるトラブルの一つに
「お口が臭くなる(口臭)」というのもあるんです。
どうしてそうなってしまうのでしょうか?
なぜ親知らずが口臭の原因になるの?
それでは、なんで親知らずが口臭の原因となるか、説明していきましょう!
原因①親知らずと隣の歯の間に食片が詰まる。
これは親知らずの断面図です。
親知らずは一番左端の歯なのですが、このように他の歯と比べて斜めに生え、埋まっているとその歯と隣の歯との間に食べカス(食片)は詰まってしまいます。
この食片が腐って臭いを発することがあります。
原因②親知らずが虫歯(う蝕)になっている
このように食べカスのたまりやすい所は虫歯になります。
虫歯はストレプトコッカスミュータンスという細菌なのですが、これが歯を溶かし、繁殖するとにおいを発します。
これも口臭の原因になります。
原因③親知らずの周囲に菌が繁殖している
また、親知らずは上の絵の左端のように、歯ぐきが親知らずの上にかぶって歯と歯の間に食べカスなどがたまり不潔になることで、歯周病原菌などの菌が繁殖し、プラークがたまってしまいます。
歯周病原菌は「揮発性硫化物」という口臭特有のにおいを産生します。
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要するに、親知らずの周りに臭いの元(食べカス、虫歯、歯周病)が存在しやすいからにおってきてしまうんですね。
親知らずが原因の口臭を改善する対策は?
このような、親知らずが原因の口臭を改善する対策や治療法はどのようなものがあるのでしょうか?
対策①親知らずの周囲の食べカス(食片)の除去
まずは親知らずの周りの食べカスを除去することが挙げられます。
表面の食べカスはある程度は自分でブラッシングで取ることもできますが、深い部分や歯ブラシの届かないところは取れません。
そのような部分は歯科医院で「スケーラー」などの専門の器具で除去する治療が必要です。
対策②親知らずの虫歯の治療
親知らずの虫歯を治療するのも臭いを除去するのに有効です。
親知らずの虫歯に詰まっている虫歯菌を除去することでお口の臭いの改善が見込まれます。
対策③親知らずを抜歯する
そして、根本的に治療するには親知らずを抜歯するのが適しているかと思います。
親知らずは場合によってはかみ合わせに貢献していますが、上の歯とかみ合っていない場合、虫歯や痛み、今回の記事のような口臭の原因となります。
親知らずがあるメリットよりもデメリットの方が上回っているときは抜歯するほうが良いでしょう。
なるほど!親知らずの周りの臭いの原因になっている食べカス、虫歯、歯周病を取り除く、もしくはおおもとになっている親知らずを抜いちゃえばいいということですね!
はい!原因の多くは歯科医院での治療で解決しますので、一度歯科医院で診てもらうのがいいとおもいますよ。
いかがでしたか?意外な親知らずの口臭についての情報、お役に立てていただけましたでしょうか?
快適なデンタルライフがお送り出来ることをお祈りいたします!
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