クラプロックス(キュラプロックス curaprox)歯ブラシの特徴・感想・使い方

ケア用品選び・方法

最近、クラプロックス(キュラプロックス curaprox)っていう歯ブラシを見かけたんだけど、日本ではあまり見ない形・・。どんな種類、特徴があるのかな?おすすめは?

 

クラプロックス(キュラプロックス curaprox)というスイスのメーカーの歯ブラシが最近販売されました。

インスタグラムなどのSNSで紹介されている、少し大きめの八角形の柄の歯ブラシです。

日本の歯科医院で推奨されている歯ブラシの形とは異なりますが、クラプロックス独自の歯ブラシの使い方があるとのこと。

また、磨き心地も他の歯ブラシとだいぶ異なっているようです。

今回は、このクラプロックス(キュラプロックス curaprox)という歯ブラシについて記事にしてみました!

スポンサーリンク

クラプロックス(キュラプロックス curaprox)とは?

クラプロックス(キュラプロックス curaprox)とは、スイスのオーラルメーカー、curaden(キュラデン)が販売しているオーラルケア製品のブランド名です。

Curaden - Curaden

この会社は1972年に創立されたスイスのオーラルケアメーカーです。

「良い口腔の健康は私たちの臓器と私たちの体が正しく機能するための鍵」という考えを持ち、その考えを実践するために、オーラルケアの向上に非常に力を入れた製品を作っている実力派の老舗です。

歯ブラシ、歯間ブラシ、歯磨き粉、洗口剤、キッズデンタルケア製品、義歯ケア製品、舌クリーナー、特殊キットなど扱う製品は多岐にわたります。

それらの製品は大学教授や歯科医師、歯科衛生士をはじめとした歯科のスペシャリストと協力しながら多岐にわたる歯科用の製品を開発されたものです。

Dr.Den
Dr.Den

マーケティングや形の美しさだけでなく、専門家と協力しながら機能面も満たした製品を作っているようです。

Oral health care from Switzerland | CURAPROX by Curaden AG
Brushing your teeth with Curaprox is gentle, joyful and healthy... even when whitening. Find out more…

その中の1ブランドがクラプロックス(キュラプロックス curaprox)です。

Dr.Den
Dr.Den

ホームページを見ると、オーラルケア商品の実力を持ちながらもとてもスタイリッシュでおしゃれですね!

最近は全世界、75カ国で販売されていて、最近日本でも取り扱われるようになりました。

クラプロックス(キュラプロックス curaprox)の歯ブラシの特徴

クラプロックス(キュラプロックス curaprox)のイメージ図

これがキュラプロックスの毛先の写真です!

クラプロックス(キュラプロックス curaprox)は毛が高密度

写真を見ておわかりの通り、ヘッドの部分の植毛がとても高密度です。

通常の歯ブラシは500本から800本植毛されているのがスタンダードなのですが、

クラプロックス(キュラプロックス curaprox)の歯ブラシは、

多いものは7600本、少ないものでも1560本あります。

クラプロックス(キュラプロックス curaprox)は特殊な繊維が使用されている

クラプロックス(キュラプロックス curaprox)のヘッドに使用されている毛は一般に使用されているナイロンとはことなる、クラゲン社が特別に開発した

クレーンファイバーという特殊な繊維が使用されています。(ラウンド研磨)

この繊維は0.08mm、ととても細く、細いのにコシがあります。

Dr.Den
Dr.Den

そのために、限られたヘッド部分に多くの植毛ができるんですね。

また、この繊維の特徴として、吸水性がとても低いことも挙げられます。

吸水性が低いと、雑菌が繁殖しにくいので、清潔な状態で歯ブラシを使用することができます。

一般的な歯ブラシは衛生面や植毛の耐用性の関係で、使用は1ヶ月が限度なのですが、

この歯ブラシは適切なブラッシング圧で磨ければおよそ3ヶ月継続して使用できます

クラプロックス(キュラプロックス curaprox)は歯肉への当たりが柔らかい!

このように、細い毛がみっちりと植毛されている歯ブラシなので、歯や歯肉への当たり具合が一般的な歯ブラシと大きく異なります。

歯ブラシ特有のチクチクとした感じがなく、「歯ブラシが面」で当たっているような感じです。

Dr.Den
Dr.Den

歯肉への当たり心地の違いがクラプロックス(キュラプロックス curaprox)の最大の特徴とも言えるでしょう

クラプロックス(キュラプロックス curaprox)は柄が八角形

クラプロックス(キュラプロックス curaprox)の柄の断面

また、クラプロックス(キュラプロックス curaprox)はこの写真のように柄が八角形なのも、特徴として挙げられる面です。

クラプロックス(キュラプロックス curaprox)は、「歯の面に常に45度」傾けて磨くように使用するので、それを行いやすくするためにデザインされています。

クラプロックス(キュラプロックス curaprox)種類が豊富

クラプロックス(キュラプロックス curaprox)の歯ブラシは、色んなシーンに対応できるように、種類も豊富になっています。

キュラプロックス7600

これが一番柔らかいキュラプロックス歯ブラシです。「7600」という数字は植毛数です。

キュラプロックスは柔らかいものほど植毛数が多くなっています。

次に柔らかいのが植毛数5460のこれ

キュラプロックス 5460

です。

それより硬いものとして、

キュラプロックス1560

があります。

硬さが数種類あることはもちろん、子供用キュラプロックス子供用や歯科矯正用矯正用(Curaprox CS 5460)などの歯ブラシもラインナップされています。

クラプロックス(キュラプロックス curaprox)歯ブラシでの歯の磨き方

Dr.Den
Dr.Den

では、実際この歯ブラシを用いてどのような磨き方をするのでしょうか?

クラプロックス(キュラプロックス curaprox)は形状もブラシの先も通常の歯ブラシと異なりますので、この歯ブラシに合ったブラッシングを行う必要があります。

通常より軽い圧力(3分の2)で磨く

キュラプロックスは毛先が高密度なので、歯ブラシの先が軽く当たれば歯の汚れ(プラーク)が落ちます。

その為、通常の歯ブラシ(120〜150g)より低い圧力(80g)で磨いてください。

Dr.Den
Dr.Den

目安としては、3ヶ月使用して毛先が開いてくるようであれば、圧が高いです。

歯の面にさえ当たれば何度もこすらなくても高いプラーク除去効果が得られます。

歯を半分、歯肉を半分磨くような気持ちで磨く

クラプロックス(キュラプロックス curaprox)のいいところは歯肉にあたっても痛くない点です。

歯肉の中にもブラシがしっかり入り込んで、汚れを掻き出したい、という狙いがあるので、歯ブラシは、ちょうど歯ブラシの真ん中に歯と歯茎の境目が来るくらいの気持ちで、歯を半分、歯肉を半分磨くように磨きます。

45度の角度を意識して磨く

前歯など歯の大きな面を磨くときは歯に並行に使用しますが、歯と歯肉を磨くときは歯ブラシを斜め45度に傾けて磨きます。

これをするのに便利なのが八角形になっている柄の部分です。この柄に沿って持つと自然に45度ができるようになっています。

クラプロックス(キュラプロックス curaprox)の選び方

いろんな硬さや種類があると、どれを選んだら良いのか迷ってしまうと思います。

クラプロックス(キュラプロックス curaprox)は歯科専売品なので、この歯ブラシを取り扱っている歯科医院でチョイスしてもらい、3ヶ月毎にブラシの先をチェックしてもらうのが一番正しい使い方です。

目安としては、

①磨いていて物足りなさを感じない。

この歯ブラシは歯肉に当てて磨くので、歯肉炎などで歯ぐきが痛い方は

必然的に柔らかめキュラプロックス7600を選ぶようになります。

また、物足りなさを感じる、ということはその硬さに耐えうるほど歯肉が健康、ということです

そうなると、もう少し固く弾力性のある毛先(キュラプロックス1560キュラプロックス 5460)で積極的にプラークを取れるので、

硬い毛先にしても大丈夫なのだと思います。

②3ヶ月後に毛先が広がっていない

この歯ブラシは通常のブラッシングに必要な力の3分の2ほどになるので、使用する前に歯科医院でブラッシング圧のレッスンを受けます。

レッスンを受けてもやはり強い力で磨いてしまう人は固めキュラプロックス 5460キュラプロックス1560を使うほうが良いでしょう。

キュラプロックスの磨き心地、使った感想

実際に私も購入し(セミナーでも頂きましたが、基本歯ブラシは自腹で購入します)、使用してみました。

今までにない使用感

使用して一番初めに驚いたのは使い心地です。

歯ブラシ特有のチクチクとした感じがなく、まるで柔らかいベルベットのような生地で歯を拭いているみたいな感覚でした。

このような感覚の歯ブラシを使用したことはありません。とても気持ちのよい感覚です。

歯周病や歯肉炎がある人は歯ぐきが敏感になってしまっていて、

通常の歯ブラシだと痛くて当てられない・・・という人が多くいますが、そういう方にとってこの歯ブラシは救世主だと思います。

また、歯ブラシの歯に当たる面が大きいので、動かす回数が少なくてもきれいになる面は大きいように思いました。

歯面に強固に付着しているプラークやステインなどの付着物には弱そう。

歯と歯茎の境目の柔らかいプラークには効果てきめんな印象を受けましたが、歯面に強固に付着してるプラークには弱い印象を受けました。

ある程度は落ちますが、ツルツルピカピカ!という仕上がりは、研磨力の高い歯磨き粉とある程度固めのブラシでないと得られないのかな。と思いました。

ただ、今回私が使用したのは、7600と5460なので、もうワンランク硬めの歯ブラシを使用したら印象が変わるかもしれません。

歯と歯の間のくぼみには弱そう。

歯の広い面や歯と歯茎の境目には効果を発揮しますが、

磨き残しができやすい部位

イラストの青い部分で示したような、歯と歯の間のくぼんでいるところは若干ブラシが届きにくいような感じがしました。

歯ぐきが痛くてブラッシングできない人にはおすすめ

若干の不満点はあるものの、歯ぐきが痛く、ブラッシングが十分にできない人はこの歯ブラシをオススメします。

そうでない方も、今までの歯ブラシにはない磨き心地は一度体感されると良いのではと思います。

歯ブラシのチクチク感嫌でブラッシングから遠のいていた人がこの歯ブラシならきっと不快感なく磨くことができるはずです。

Dr.Den
Dr.Den

いかがでしたか?キュラプロックスに関して、少しでも知りたい事が知れるお手伝いができたら幸いです!

コメント